いつまで続くのかな?
「結婚詐欺が多いから気をつけて!」
「日本人になりたいんじゃない?」
「お金だけ狙ってるんでしょ?」—— これらは、
私が1年前にフィリピンの恋愛についてSNSでショート動画を投稿した後、実際に受けた反応です。読んだ途端、「何!?」という正直な反応が出ました。フィリピンで生まれ育った私にとって、このようなコメントには驚きましたが、ただ落ち込むのではなく、相手に真実を伝え、誤解を解くことが大切だと感じています。
友人からは「怖いね」「気にしなくていいよ」「SNSをやらなければよかったかも」というアドバイスももらいました。しかし、私の中には祖先と同じように“戦う”気持ちがあり、フィリピンに対する誤解や偏見に声を上げていきたいと強く思いました。
確かに、偏見やステレオタイプは簡単に消えるものではありませんが、ボーダーレスな時代では、多様な価値観を歓迎する姿勢が重要ではないでしょうか?
かつてのバブル時代、「出稼ぎしたいフィリピン人」と「接待業で人材を求める日本」というお互いのニーズが重なり、「フィリピンパブブーム」が生まれたのは事実です。しかし、今では状況が変わり、日本で働くフィリピン人の多くは少子化による人手不足を補うため、さまざまな業界で活躍しています。
現在、私の周りにはIT業界や製造業で働くエンジニア、教師などの高度人材も増え、皆家族やキャリアのために一生懸命働いています。
「日本人になりたいんじゃないの?」というコメントには、思わず笑ってしまいました。帰化制度の存在をご存じないのかもしれませんが、「時代とともに考え方も少しずつ変わっているかもしれません」と一言伝えたい気持ちです。あまり知られていない情報だと思いますが、主に5年の日本での滞在と安定している収入があれば、日本人と結婚せずに法律上で日本人への帰化は可能です。
そして、もし本当に質の高い出会いを求めるなら、表面的な判断ではなく、相手の本質を知ることが大切なのではないでしょうか?
フィリピン人に対する偏見やステレオタイプは、過去から続いてきたものですが、時代が変わり、多くのフィリピン人がさまざまな分野でキャリアを築いています。
私たちはお互いの文化や価値観を理解し合うことで、より豊かな社会を築けるのではないでしょうか。
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